2025.7.20 posted

「根っこが大事」というお話｜陰陽論のつかいかた

陰陽論のつかいかた

こんにちは

ミキ

とにい

こんにちは

『陰陽論のつかいかた』。今日のお題はなんですか？

ミキ

とにい

『難経（なんぎょう）』の中に書かれている「八難（はちなん）」についてです

八難…。どんなことが書いてあるんですか？

ミキ

とにい

脈が正常でも、急にパタッと死んじゃうこともあるよね、と。で、それはどういうことなのかというと「腎間の動氣」が弱ってしまうと亡くなるんだと言っているわけですよ

「肝腎要」の「腎」だからね

ミキ

とにい

そうそう。腎は生命の源なんです。「先天の本（せんてんのほん）」といって、親からいただいた生命エネルギーが入っているのが、腎だというわけですよ

うんうん。やっぱりさ、たとえ元氣でも寿命ってあるもんね？

ミキ

とにい

そう。呼吸や消化器系、邪氣に対抗する力もそれぞれ大事なんだけど、寿命はある。木で例えると、枝や葉っぱは脈で、根っこが「腎間の動氣（じんかんのどうき）」とか「命門（めいもん）」と言ってもいいと思うんだよね

腎臓の間に「命門」というツボがあるんですよ

ミキ

とにい

その「命門の火」が尽きるということは、寿命が尽きるということ。そうして人は逝ってしまうんです

脈が元氣でも、根っこが衰えて、尽きていくっていうことなんでしょうね。でもそれは自然なことだ、と

ミキ

とにい

うん。病氣だけど長く生きる人もいるし、パッと華やかに死してしまう人もいるし、寿命っていうのは人それぞれなんだよね。つまり「根っこ」の力は人それぞれだということだよ

その中でも私たちが心がけているのは「腎を補う・守る」ということですよね

ミキ

とにい

そうだね。例えば妊婦さんはどう？

妊婦さんは「産む力をつける」という意味合いでも、命門に補給しますね

ミキ

とにい

やっぱり腰が冷えてると、その周りも力がなくてフニャフニャだったりするじゃない？　そこを応援してあげる感じだよね。女性だけでなく男性も、腎が弱いと弱々しくなっちゃう人もいるから

そうだね〜

ミキ

とにい

でも逆にさ、お年になっても元氣な人もいるよね

いるいる〜！　腎の力が強い方、いらっしゃるよね！

ミキ

とにい

そういう方たちは、消化器系という鍋を、腎の火でしっかり料理する力が強いんだよ。だから食欲もあるし、消化器系の力もある

なるほどね〜。確かにご高齢の方でも「何食べたいですか？」って聞くと「お肉です！」っていう方いますから笑

ミキ

とにい

そういう方は、なんだかんだ言ってやっぱり元氣なんだよね〜笑

それはあると思う。やっぱり「食べられる」って強いよね。しっかり食べて、しっかり消化する。で、必要のないものは出して、必要なものはしっかりと吸収しているんだよ

ミキ

とにい

自分の中で循環させているイメージだね

そうそう。だからやっぱり体のためにも「根っこ」は大事なんじゃないでしょうか

ミキ

とにい

生きる上で「根っこ」は何しても大事だと思いますよ〜

人間関係や生活も含めて、根付いていきましょう！

ミキ

とにい

お、いいオチですね〜笑。ということで「根っこ」は大事です！

笑。今日は以上です。ありがとうございました〜

ミキ

とにい

ありがとうございました〜

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