2021.6.13 posted

おすすめのツボ「中脘（ちゅうかん）」｜天空洞の「ちょっと氣になる話」51

氣になる話

こんにちは～！

はい

うん

挑むって…笑。うん、じゃあいってみようか。八会というのは『臓・腑・氣・血・筋・脈・骨・髄（ぞう・ふ・き・けつ・きん・みゃく・こつ・ずい）』の8個の精氣（せいき）が集まるツボですね

この前の『膻中』は、ちょうど胸と胸の間にある『氣会（きえ）』…氣が集まるところ。あと、よく使うのは『陽陵泉（ようりょうせん）』かな

そうそう。だから筋肉の病には陽陵泉をよく使うよね

すごいよね、あれ。よく効く。痛い場所に打たないのに、陽陵泉に鍼を打つと「おぉ！肩が上がる～！」って笑

さて。その中で、今日は【中脘（ちゅうかん）】について詳しくお伝えしていきましょう

八会の中の『腑会（ふえ）』で、五臓六腑の”六腑”の精氣が集まるところですね。場所は…

腑会の場所は、おへそとみぞおちのちょうど中間に…

あはは、漢字は違うけどね笑。ここ、あんまり強くグッと押すと、ちょっと気持ちが悪いかな…

食べ過ぎ・飲み過ぎのあとなどは、ちょっとしんどいかも。でも良いツボだよね？

中脘がなぜ腑会と呼ばれているかというと、六腑の氣が集まると言われているんだよね

【少陽三焦経（しょうようさんしょうけい）・太陽小腸経（たいようしょうちょうけい）・任脈（にんみゃく）・陽明胃経（ようめいいけい）】が、中脘から氣が始まると言われている（※『鍼灸甲乙経』より）のもあるし

それから中脘は『中焦（ちゅうしょう）』にあるんだけど、肺の経絡は、その中焦から始まるんですよ。中焦から大腸に下りて、上がってきて、胃をまた貫いて、肺に入り、グーッと手を通って大腸につながる、と

さらに、肺の経絡にくる前には『肝（かん）の経絡』があります。肺の経絡と肝の経絡が中焦でまた合体するわけですね

そう、胆がある。さらに『臓腑通治（ぞうふつうじ）』という法則があるんだけど、それでは肺は『膀胱（ぼうこう）』ともつながりが深いんです

つまり中脘は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦、この6個…つまり六腑、全部と関係があるってこと！　すごいよね～

だから、東京駅ですよ！！

そう。中脘は、東京駅みたいなターミナル。ターミナルっていうと、『後天の本（こうてんのほん）』といって、生まれてからあとのエネルギーを作る場所が『脾胃（ひい）』、つまり胃腸だからね

そうそうそう。だからそう考えると、やっぱりターミナルだよね

よ～く触ってあげて。優しくね。触ってあげることで、胃腸も健やかになるしね

あ～このくらいが気持ちいいかも～。結構押しちゃうと「ウッ…昨日飲みすぎちゃったな…」みたいな感じになるじゃない？笑

さすっていると、また気持ち悪くない？？

お手あてだな。胃が痛いと手を当てたくなるし

あ！　お腹が動いた、動いたよ！　ぐるぐるぐる～って動きましたよ！笑

あ～なんかスッキリした～

ありがとうございました～！