福岡豊永(とにい)と福岡ミキがお送りするYOUTUBEコンテンツ「天空洞のちょっと氣になる話」。神奈川県葉山町でゆるっとのんびり中医学を実践している天空洞から、毎日がちょっと楽しくなるお話を週1回お届けしています。
こんにちは
こんにちは
天空洞のちょっと氣になる話。前回は高千穂峡からお送りしました!
よかったね、高千穂。また行きたいよ~
まあ、高千穂に行ったのは熊本で学会があって、そちらがメインだったんですが笑。久々に頭パンパンになるくらい学びましたよね。私、帰りに本1冊読み切っちゃいましたから笑
勉強モードになってたもんね笑
そうそう笑。そんなわけで学びがたくさんありましたので、またさらに学んでいこうということで…。今回も早速、古典も紐解きながら考えていけたらいいかなと思っております
そうだね
その1つとして今日お話しす、るのが、東洋医学の治療の時には必ず「舌」と「脈」を診るということです
「望聞問切(ぼうぶんもんせつ)」で「四診」だね
そうそう。「四診合参」というのがあるのですが…
ベロを診たり、顔色を診たり、スタイルを診たり、匂いを嗅いだり、声を聞いたり。そしてお腹を触ったり、脈を触ったりという「切診」というのが大事ですね
切診の1つが「脈診」なんですが、脈で何をするのかっていうところじゃないですか?
別にカッコつけてるわけじゃないんだよね笑
そうね笑。「脈自体を診る」わけです
脈って季節でも違うし、人によっても違うんですが。健康かどうかとか、病の性質を診るんだよね
うんうん
熱なのか、冷えなのか、弱っているのか、余っているのか、とかね
あとは何があるかしら
生命力があるかどうか、っていうのも診るね
脈を診て、これから病が進んでいくのか、治っていくのかもわかります
コロナの時に自分で診てたけど、「悪くなってるなー」とか「治ってきたかも」っていうのと全然違いました
脈と比例してきますもんね。では、脈はどこで診ますか?
手首のところ。「寸口(すんこう)」の脈
親指の下のところを指3本で診る、というのが東洋医学の脈の見方の特徴的なところです。なぜ手首の脈を診るのかというと…
肺の経絡が通っているんですよ。経絡というのは、血液の循環のように全部つながって全身をぐるぐる回っているわけですよ
氣の通り道としてね
そうね。教科書は肺経から始まっているんですよね
で、経絡は肺から始まって、肺→大腸→胃→脾→心→小腸→膀胱→腎→心包→三焦→胆→肝→肺と、一周するわけです
うんうん
肺経は、体の表面だけでなく「流注」と言って体内も通っているんだけど、その中で胃を通ってまた上がってきて肺に入るんだけど。そこで「胃を通る」といのが、たぶんミソなんだよね
なるほど
そこで「氣血生化の源=脾胃」と言われるように、食べ物を食べると氣血が作られるわけですよ
それが大事なんだと思うんですよ。新鮮な氣血が、手首の脈でわかるわけなので…
だからまず肺の経絡が通る手首を診るわけですね
そうそう。他にもいっぱい動脈は触れるんだけど、まずは肺経を診るというのが、東洋医学の基本です
というわけで、今日はまず「脈を診る」というところから皆さんもやって見てはいかがでしょうか? 「全然わかりません」っていうところも含めて、脈を触ってみたり、舌を診てみたりというのがいいんじゃないでしょうか
ぜひやってみてください! ありがとうございました~
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