2025.12.21 posted

脈の速さ〜『難経』の「第九難」〜

陰陽論のつかいかた

いいですね〜。人生、すべてが勉強ですよ

これがいいんです！

僕、髪の毛が長いけど、ミキさんは短くなったじゃない？　これも陰陽だと思うんだけど、狙ってるの？

あ、そうなの？　狙っているのかと思った笑。我が家、みんな髪が長いからね

笑。というわけで、今日は古典『難経（なんぎょう）』の「第九難（きゅうなん）」のお話です

そう。難経には脈の話が多いんだけど、その中に遅速…脈のスピードの話をしている項目があるんですが。例えば脈が遅い時は冷えで…

そう。そこからさらに分類されていて、脈が遅いと「冷え＋臓」になるんだよね

うん。で、今度、脈が速い＝熱の場合は「腑」と言われています

そうそう。ただね、いろんな本を読むと、必ずしもそれを鵜呑みにしてやってはいけないよって書いてありまして

確かにいらっしゃるんだよね。冷えもないのに脈がゆっくりな方とか

そうそう。例えば脈の速い人の中には、「実熱（＝熱がこもっている）」ではなくて「虚熱」の場合もある。じゃあその「虚」の熱はどこにあるかというと、臓にあったりするわけで

だからそういうところの脈を診ながら問診していって、舌を診て、体を触って、雰囲気を考えて…という「四診合参（ししんがっさん）」の1つのツールとして、「脈診」があるんだと。そういうことを難経・第九難の項目を読んで感じたわけです

四診合参が大事だよ、と。脈診はあくまでもその1つなんだよな、ということを改めて思った次第です

そうなんだよね。毎日診ていると、風邪引いた時なんかすぐわかる。熱がある時って面白いくらい脈が速いから笑

で、だんだん良くなってくると脈も変わってくるし

ちなみに脈は手首の「六部定位」で臓腑を診るし、そうじゃない診方もあるんだけれど、「大きく捉える」っていうのが大事だなと思う、今日このごろです

ありがとうございました〜