2020.10.18 posted

「風邪を治すには葛根湯とドライヤー！？」ちょっと氣になる話17

氣になる話

こんにちは

天空洞のちょっと氣になる話。今日はちょっと難しいかもしれませんが、お役立ちなお話をしてまいります！　今は季節の変わり目でもありますが、東洋医学・中医学が大事にしているのは「未病」。とにかく風邪を引かせない！

そうそう。手洗いうがいで予防するのはもちろんのこと、もしゾクゾクっときたときでも、そこで風邪を引かないようにするための見極め方が大事です、っていう話をしていきたいと思います

中医学的な体の見方で「弁証論治（べんしょうろんち）」というものがあるのですが、その中の1つに「八綱弁証（はっこうべんしょう）」というものがあります。「なにが・どこで・どうなっているのか」という、弁証論治の中でもベーシックなところです

たとえば、ゾクゾクっとなって風邪を引きそうなときにまずはどうするか。よく「風邪を引いたら葛根湯」なんて言いますけど、葛根湯はゾクゾクっていうときにだけ効くお薬なんです

だから葛根湯を3日飲んでも全然治らないという風邪は、もう葛根湯が効く風邪じゃない。もっと奥に入ってしまっている風邪だということです

そうそう。ゾクっとしたら、ドライヤー温灸がオススメです

温めた熱で、発散させるんです

効きます！　本当に効く！　ゾクってなったときに、ガーーーと温めて、ちょっと離す。またガーーーと温めて、ちょっと離す…ということをしていくとゾクゾクが取れるんですよ

もっと手軽にミントやフリスクなどを取っていただくのも効果的ですね。そうやって風邪を引かないことが大事

あとは、上の症状を下で治療しましょうっていう考えがあるんだよね？

足三里も鼻の症状に効くんだよね？

副鼻腔炎って、疲れで症状が出ますからね～。つまり、鼻に効くツボ、というよりはそこをしっかり鑑別して、その方によってどちらがいいかを見極める。それが八綱弁証

そうですね。ぜひ取り入れてみてください！　ありがとうございました～